感想
見た時期は特に関係なく、感想を書きたいと思ったものを書く。
『はじまりのうた』(2013)
あのクソファッキンエモ名作映画Sing Streetを監督したジョン・カーニーの前作(Sing Streetがどうクソファッキンエモだったかは拙稿を参照してください)。
終始優しい世界が展開される良い映画です。個人的にキーラ・ナイトレイとマーク・ラファロがくっつかなかったのがすごい良いポイントだと思っており、くっつくとこの映画はよくあるラブロマンスに堕するわけですが、そこはこの映画の主題ではないのですね。作ったアルバムを1ドルで配信するシーンで「へへ…」「やっちゃったぜ…」みたいな顔してるのが最高。
Adam Levineと仲良いんですかね監督は(Sing Streetでも挿入歌歌ってましたね)。クソ男の役(同居しておきながらツアー公演で会った女と浮気してキーラ・ナイトレイを捨て、彼女が売れだすと擦り寄ってくる)が異様にリアリティがあって良かった。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)
エルトン・ジョンはロックの擬人化
正直手放しに褒められる映画ではないですけど、正月の頭使いたくない時には良い。というかストーリーのガバをエルトン・ジョンが全て帳消しにした。
「ベリアルの息子…母親誰だよ…」と思ったがそこは気にしないで良かった。クローンということはベリアルの人間体は龍臣なんだろうか…。乙一感はそんなになかった、もっと臓物が飛び出たりリクくんがライハちゃんに裏切られて闇落ちしたりするかと思ってワクワクしていたんですが…。
円谷は最近本当にノッてきているので見ていて楽しい。過去の戦士を出す・力を借りることで過去作の宣伝もできるというフォーマットを確立した仮面ライダーディケイドはやっぱり偉大だったんだなあ…。
『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017)
ウルトラマンばっかりで申し訳ない。
すごい個人的な事情なんですけど、子どもの頃地元テレビ局の再放送枠でウルトラセブンと仮面ライダーV3がやってまして、この2つは世代ではないけど割と思い入れがあるわけです。その身からすると今でもウルトラセブンが映画に出てくれるのは本当にエモくて、あのイントロが流れると無条件にテンションが上がってしまいますね。
あとアレ。「ゼットンさん…」「パンドンさん…」(ねっとりボイス)→「闇の力、おかりします!」の流れはわかってても笑う。TV本編最終回を見た後にジャグラーもいつかはウルトラマンジャグラーになれるといいなあと思ってたんですけど、この形は想定してなかった。
『ズートピア』
もう語り尽くされてるので今更話すこともあまりないですが、個人的にいいなと思ったのが作品内できちんと悔い改めた者への赦しを描いている点でして、というのも我々が生きてる人間トピアにおいては差別認定棒で雑に人間をぶっ叩くと気持ちが良いということを発見した人々がそこら中で暴れまわった結果、liberal fasismやらSocial Justice Warriorやらドナルド・トランプミスタープレジデントやらが生まれる始末であるわけですけれども、ズートピアにおいてニックはスッとジュディを赦すんですよね、それが何でもないことかのように、これができる人がどれだけいるのかなあという事を考えると、所謂リベラル派もこの映画を見て手を叩いて喜んでツイッターでトランプ批判してるだけじゃ駄目なんじゃないのって思います。
『老人Z』(1991)
すごすぎて月並みな感想しか書けないんですが、今見ても新しく色々と示唆がある作品。老人介護とか、原子力の文脈とか、いろいろ話せそうな気がするけど、そんなこと考えなくても映像だけで見れます。大友克洋×江口寿史というスペシャルタッグなのに今一知名度が低い気がする。
『けものフレンズ』(2017)
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たーのしー!
~最終回にて~
ミミちゃん助手「我々の群れとしての強さを見せるのです」
ぼく「えっ…ひょっとして…けものフレンズは動物戦隊ジュウオウジャーってこと!??!?!?!?!?!?!??!?」*1
最初はただのクソアニメだと思ってたけど楽しかったです。たつき監督カドカワにまけないで
また思いついたら書きます。